運動前によくやるストレッチ、実はけが防止に役立っていないばかりか、むしろ危険度を増しているという事実をご存じでしたか？この事実は、私にとっては晴天の霹靂でした！

昔から激しい運動をする前などは、ストレッチが欠かせない…というのが常識でしたが、最新の医療常識では柔軟性も筋力・瞬発力もストレッチをすることでダウンしてしまう事が知られているそうです。負荷を与えて筋や筋肉を伸ばす従来のストレッチは、筋などを弛緩させてしまうため、しばらくは敏捷性を伴う運動には不向きな状態にさせてしまっていることになります。筋力アップやけがの防止策としては全くその効果がない、ということですね！その効用は、手足の冷え解消や精神のリラックス等には役立ちます。つまり運動をするときではなく、これから休もうとするときに効果がある動きだったということです。

では運動をする前にはどのような動きをすればよいかというと、様々な部位を徐々に動かし可動範囲を広げていく方法がベストなんだそうです。動かし始めてから徐々にその範囲と強さをレベルアップしていく動きは筋肉を温めるだけでなく、しなやかに柔軟性を増し、日常はバラバラだったり時間差で与えられる筋肉への指令を一度にまとめて与えられるようになるため、結果的に瞬発力や筋力の増加につながります。いわば動的ストレッチと呼ばれる方法ですが、この方法は大分以前からブラジルのサッカーでは行われていたそうです。ペレやネイマール選手たちの動きが素早く力強いのもうなずけますね。皆様も正しい準備運動をなさってくださいね！

小学校や中学校では、未だ従来のストレッチが幅を利かせているように思いますが、困ったものですね。

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